電子タバコ　エコスモーカーのフィルター

　電子タバコ　エコスモーカー（eco smoker)なる商品があるのをご存知ですか？それも、今、爆発的に売れていることを・・・

　エコスモーカーを販売している会社は、「株式会社美香堂」という東京港区にある会社です（同じ名称で線香の会社がありますが、別ですのでお間違えなく）。

　このエコスモーカーは、少し乱暴な言い方をすると、「タバコに見せかけた電光と無害な煙を発生させる擬似タバコ」です。あくまで、禁煙を目的とした商品ではありません（美香堂の公式サイトにもそのように掲示されています。販売サイトでは「節煙」という言葉を使用しています）。

　この商品が、爆発的に売れ出したキッカケは、やはりマスコミです。2008年8月に「週刊現代」に掲載されたのを皮切りに、日刊ゲンダイ、日本テレビの「スッキリ!!」、フジテレビ「めざましテレビ」、読売テレビ「情報ライブミヤネ屋」などなど、頻繁にマスコミ取材があり、一躍有名となりました。2008年11月1日現在で国内の販売件数なんと20,000本も売れているそうです。

　ネット通販の宣伝文句を見ると、「 スーパーシガレット/エコスモーカーついに日本上陸!ヨーロッパで100万本の実績を誇る電子タバコです。」と掲載されています。生産地は中国の深センだそうです。

　なぜ、ヨーロッパでこれだけ爆発的に売れたのかというと、これは私の考えですが、おそらく禁煙が常識化しつつある環境において、ヘビースモーカーだった人々の「いやし」となっていること。あるいは、若者等が悪びれたくて、ポーズでタバコを咥えたいからなんて感じがしますが、実際のところはわかりません。

　では、果たして日本国内においてヨーロッパのごとく売れるのでしょうか。日本国内においても、禁煙の流れは加速しており、ホテルや公共施設、空港などでは禁煙（あるいは分煙）が定着してきましたが、まだまだヨーロッパほどきびしくはありません。日本の場合、環境が違うので、なかなか予想はむずかしいですね。

　電子タバコ　エコスモーカーとはいったいどんな商品なのかというと、本体はバッテリー部とフィルター部に分かれていて、合わせるとちょうど通常のタバコと同じ大きさになります。
　バッテリー部がちょうど「きざみたばこ」が詰まっている部分に相当します。フィルター部は、通常のタバコのフィルター部と同じです。このフィルター部に入っている液体（食品などに使われる添加物で人体に無害）を噴霧技術により煙に変えます。また、バッテリー部の先端は、吸い込む動作によって赤いライトが点灯するように仕組まれています。これらの作用により、通常のタバコを吸うように動作することによって先端が光り、無害の煙が発生するというものです。

　バッテリーは、充電機により充電することができます（本体セットに付属されています）。１回の充電で約200〜300服（通常のタバコ約１箱）することができます。バッテリーの充電回数はおよそ200回ということなので、普段1日1箱吸う方なら半年以上は使える計算になります。

　一方、フィルターの方は、１つで約300服（通常のタバコ1箱分）使用できます。専用フィルターは、本体セットに20個付属されており、その後は、フィルターのみのパッケージ（20個入り）が販売されています。

　さて、電子タバコ　エコスモーカーの販売価格についてですが、本家美香堂のサイトでは、本体セットの定価が14,800円、専用フィルターがノーマルタイプとライトメンソールタイプの２種類あって、いずれも3,200円となっています。

　バッテリーについては、本体セットにバッテリーが２本ついています。単体のバッテリーは販売していないので、２本のバッテリーが使えなくなったら本体の買い替えとなります。

　電子タバコ　エコスモーカーの通販に関しては、楽天サイトをはじめ、さまざまなサイトで取り扱っています。直接の販売店については、東急ハンズが有名ですが、まだ探せばあるかもしれません。
　最近では、通販で定価の２割強の割引で販売しているサイトもありますので、いろいろと検索してみると良いかも知れません。

　口コミや感想（レビュー）などについても徐々にネットで出ていますが、最初のうちは関係者などのやらせレビューが多いので、気をつけた方がいいですね。私なりに今後の展開を占うと、近い将来タバコがもし1,000円になるとの予測も現実味を帯びてますので、そうなったなら、相当売れると思います。禁煙対策商品でない以上、おそらく節煙の一助となるのではないでしょうか。
　多分、そうなったら類似商品が沢山出回るでしょうし。価格競争激化で相当安くなるんじゃないでしょうか。。。