次はヘアワックスの種類についてです。
一口にヘアワックスといっても、さまざまな種類のものが存在しますが、いったいどのような種類があって、どのような基準で分類されているのでしょうか?
代表的な分類としては、まず「セット力の強さ」があります。
セット力とは、いわゆる髪のスタイリングをキープする力のことをいいます。ただし、ただ単に「固める」力というのではなく、自分の思うままの髪型を維持することができる能力と言ったほうが分かりやすいと思います。
通常、「スーパーハード」(セット力が極めて高い)、「ハード」(セット力が高い)、「ミディアム」(セット力がやや高い)、「ライト」(自然なセット力)などの4〜5種類に分かれているのが一般的です。
次に、「光沢の強さ」という分類があります。
これは、ヘアワックスを付けたときの髪の毛の光沢(光り方)の違いよる分け方です。日本的には「艶(つや)」といった方がわかりやすいかもね。
この光沢の分類としては、「グロスタイプ」と呼ばれる光沢(ツヤ)の出るタイプのもの、「マットタイプ」と呼ばれる光沢(ツヤ)の出ないタイプのものに大きく別かれます。
分類としてはこの2つが代表的ですが、ただし、この2つはそれぞれ独立した分類ということではなく、セット力の強弱と光沢加減を組み合わせた形で製品企画されているものがほとんどです。
これらの組合せとしては、セット力が「ハード」で光沢が「マット」、セット力が「ライト」で光沢が「グロス」の製品が比較的多いようです。
ほかには、最近、特に多くなってきているのが、美容成分(保湿成分とか育毛成分など)の違いによる分類で差別化を図るようになってきました。 |