ワークマンの店舗経営
ワークマンの店舗は、2018年3月現在、全国に837店舗を展開しています。
全国47都道府県のうち、宮崎県と鹿児島県の2県を除く45都道府県でワークマンの店舗を出店しています。
店舗数が多いのは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県で、50店舗以上あります。
ワークマンの店舗経営は、いわゆる「フランチャイズシステム」によるものが主流(全体の8割以上)を占めます。
フランチャイズシステムとは、フランチャイザー(本部)がフランチャイジー(加盟店)に対して、商品(サービス)の仕入れ先や仕入れ方法、商品の管理のシステム、広告をはじめ販売促進活動などその事業におけるビジネスのノウハウを提供するビジネスモデルをいいます。
フランチャイジー(加盟店)は、その対価として売上金の中からフランチャイザー(本部)へ加盟金(ロイヤリティ)などの費用を支払います。
このシステムは、チェーン店を形成するのに有利なシステムで、ローソンやセブンイレブンなどのコンビニも同様のフランチャイズシステムによって運営されています。
ワークマンの場合、特にローコストにこだわった経営ですが、さまざまな工夫によりお客様だけでなく加盟店も満足するようなメリットの多いシステムとなっています。
店舗面積やアイテムについて
ワークマン店舗の広さについて、公式サイトによると、建物面積がおおむね100坪(330u)以上、駐車場(10台分)を含め、大体180坪(約600u)以上となっています。
ただし都会の場合は、なかなか広い敷地を確保できないので、もう少し条件が緩やかになっています。
店舗の建物は、ほとんど平屋建てで、全国的に同じようなデザインに統一されています。(一部テナント形式の店舗もあります)
店内には、約7500ものアイテムが陳列されており、建築土木をはじめ、食品加工や介護・医療など、幅広い業種のワーキングウェアや用品に対応しています。
また、作業服をはじめ、鳶衣料や防寒着、つなぎ、レインスーツ(合羽)、セーフティシューズ、長靴、手袋、靴下など各種アイテムを取り揃えています。
特に、法律で着用義務のある安全靴や安全ベルト、ヘルメットなどは多めに在庫されています。
店舗のデザインなどにも変化
ワークマンの店舗は、以前までは外壁の色が「グレー」で統一されていましたが、2016年頃から「白」に変更されてきました。
また、入り口や窓も以前より大きくして、外から店内が見やすいように変更されています。
店内についても変化があります。
以前は高い棚が多く店内が暗印象でしたが、改装後は入り口付近の棚を以前より60cm程度低くして店内がよく見渡せるようにするとともに、照明もLEDに変更し、店全体が明るい印象に変身しました。
これによって、従来の客層以外の一般のお客様も気軽に立ち寄れるような店舗に変身しています。
既存の店舗についてもこれらの改装を順次進めています。
ネットで店舗検索が便利
お近くのワークマン店舗の場所や店舗情報を調べるのに便利なのが公式サイトの「店舗検索ページ」です。
店舗検索ページには、「北海道・東北」「関東」「北陸・中部」「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の6地区に分かれ、さらに県ごとに分かれており、それぞれの県をクリックすると店舗一覧が表示されます。
店舗一覧には、それぞれの店舗の住所や営業時間、定休日、電話番号、駐車台数が表示されます。
「店舗情報を見る」のボタンをクリックすると、その店舗で受けられるサービス一覧や取扱商品一覧が表示されます。
また、選択した店舗の10q以内に所在する他のワークマン店舗も表示されます。
「地図」ボタンをクリックすると、グーグルマップが開かれ、その店舗の所在地を確認することができます。